佐藤志穂様より

13人目最後に当クラブのメンバーの父兄でもある佐藤志穂様を紹介させていただきます。

本プロジェクトのディレクション、動画のナレーションを務めて下さいました。

長唄という音楽。

これは現代の私達にとって親しみやすく身近な音楽ではありません。

地方のこども達が「長唄」を唄って

デジタル音源をつくり

資金を集めるということ

これが如何なることなのか、

この意義はいったい何なのか、

未来に向かうこども達のために

真剣に問い本プロジェクト構成を作り上げてくださいました。

佐藤様に感謝の気持ちを込めて応援メッセージをお願いいたしました。

~~~メッセージ全文~~~

何世代も里山の自然と暮らして来た私たち日本人。農耕には、田植え唄やその土地独自の掛け声などがある。

芸能の世界にもその文化が反映されている。お能はその姿を現すもの。それは私たち先祖から脈々と続く、自然への関わり方や、思想、精神性とつながるもの。現代の社会では、残念ながら自然とは離れ、合理的で生産性を重視したものとなった。

長唄が伝えているものは、何か。その「間」のとりかた、自然音の表現、それらはいつ役立つのかさえわからない。畳にすわる、譜面のない音、耳で聞き真似て唄う。その行為そのものに、忘れているものが隠れている。すぐには見えないものを子どもが知らず知らずに取り入れている奇跡。

子どもたちが、ただひたすら真似て唄う姿は、きっとかつて田植え唄をうたう姿を畦で見ていた子どもとなんら変わらないだろう。

私たちは何を取り入れて未来を描くのか、子供の唄う長唄が、和のこころを見せている。

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