演奏会のご案内

2023/1/9 月祝

定期演奏会行います。

小学2年生から中学3年生までの16人の子供達による長唄演奏です。

昨年に続き2部は杵屋三澄那先生をお招きしてレクチャーコンサートを行います。

チラシ裏面 演奏会ご案内文です。↓

「チントンシャンとオノマトペ」

チクタク,ことこと,ちらほら,どたばた,からころ・・・ たとえばこんなオノマトペ。私たちの日常にあふれています。

そしてこの 4 文字の響きも日本人のリズムにピッタリです。コトバを短縮してなんでも 4 つに語呂よくまとめる のも日本語のリズムを楽しむ感覚といえるでしょう。 日本人は人の声,虫の音,鳥や獣の鳴き声など,聴こえてくる音を言語脳に取り込むという説もあるほど,音を コトバにするのが得意であることで知られています。

コトバの音の響きとリズムだけで伝えることができる日本語。

古来より日本人はそのことを音楽でも用いてきました。 もちろん西洋から音楽というカテゴリーがやってくるはるか昔,日本においては五線譜もない音楽とコトバとの 境界はとても曖昧なものであったのです。

「チントンシャン」という口唱歌(くちしようが)。

楽器の音をコトバにあてることで三味線楽曲は何百年も受け継がれてきました。 語呂がよく記憶に留まりやすいこのような口唱歌はあらゆる楽器にも存在します。 口ずさみながら教えていたことがやがて楽曲の伝承手段となっていったのでしょう。

犬山こども長唄クラブの稽古はいつも日本語を声に出すことからはじまります。 唄は歌詞を読むことから,楽器は口唱歌をとなえることから。

第 1 部では,その子供たちの日本語感あふれる演奏をお楽しみください。

そして第 2 部では昨年につづきレクチャーコンサートを企画いたしました。長唄三味線方杵屋三澄那師をお招き し,口唱歌を切り口に三味線の聴きどころを満喫頂き,また存分に長唄三味線の音色を味わって頂きます。 是非ともご家族そろってのご来場をお待ちしております。

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